相続税法第7条

相続税法第7条の意義と考え方①

⑴ 基本的な考え方  相続税法第7条は、低額譲渡についての譲渡当事者「間」の規定です。  相続税・贈与税の課税対象は、一義的には相続、遺贈又は贈与といった無償の財産移転により取得した財産です。しかし、一定の生命保険金、信託に関する権利及び債務免除益など、法形式的としては相続等によって取得した財産に該当するとは言い難いものもあります。  これらを実質主義の原則から、実質的には相続等により取得した財産 […]