海外預金には日本とは違う特色がある?

Probate

 近年、日本の銀行預金利息が極めて低くなっているため、海外に預金口座を持つ方も増えてきています。
しかし、海外預金には日本にはない特色があるのをご存知でしょうか。

 銀行預金に限らず、アメリカのような英米法系の国では、相続が発生すると「プロベイド(Probate)」という手続きによって、亡くなった方の遺産整理と財産の分配が行われます。
この手続きは、早くて1年、長かったら3年もの歳月がかかり、専門家に依頼して行いますので費用も相当額必要です。
相続人間で遺産分割協議書を作成し、それを銀行等に提示すれば預金の引き出しができる日本の制度とは大きな隔たりがあります。
このため海外に預金を持っていても、その金額が数十万円程度であれば、プロベイドに要する費用が多額であるため、実質的に預金の引き出しを断念するケースも見られます。

 

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