税理士・会計事務所職員にとって、実務上絶対に理解しておかなければならない「加算税」ですが、その法律要件(国税通則法)・事務運営指針(通達)、そしてその解釈、さらには実務的な対応については理解されていないことが多く、また深く学んでみると意外にその判断は難しいことがわかります。
本稿ではシリーズ(連載)で、「過少申告加算税」について体系的かつ網羅的に解説します(なお、本連載ではわかりやすさを重視し、無申告加算税や加重部分の計算などはあえて省略しています)。
前回まで過少申告加算税を網羅的に解説してきましたが、第8回目の本稿では、いったん過少申告加算税をまとめた図示をし、各論点の注意事項を解説します。
修正申告による過少申告加算税を図にすると
修正申告を提出した場合の過少申告加算税は、大きく3パターンに分けることができます(それぞれの詳細については、前回までの連載をお読みください)。
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