税理士・会計事務所職員にとって、実務上絶対に理解しておかなければならない「加算税」ですが、その法律要件(国税通則法)・事務運営指針(通達)、そしてその解釈、さらには実務的な対応については理解されていないことが多く、また深く学んでみると意外にその判断は難しいことがわかります。
本稿ではシリーズ(連載)で、「過少申告加算税」について体系的かつ網羅的に解説します(なお、本連載ではわかりやすさを重視し、無申告加算税や加重部分の計算などはあえて省略しています)。
第4回目の本稿では、過少申告加算税が課されない要件の1つである「正当な理由」について解説します。
「正当な理由」を定める法律規定とその解釈
修正申告をしても過少申告加算税が課されない要件として、「正当な理由がある」(と認められる場合)があります。法律規定は下記です。
続きを読むには・・・