税務調査は最終的に「落としどころ」「交渉」なのは理解できますが、調査官の中には明らかに納税者不利な提示をしてくる担当者もいます。
本稿では、税務調査の終盤でよくある、修正申告と更正の年分相違について解説します。
調査官は修正申告に誘導する
税務調査において、調査官が修正申告に誘導するために言う
「修正申告なら3年分でいいですが、更正となる5年になりますが、それでもいいですか?」
という内容は、法的に問題がないのでしょうか?
調査官がこのように言うのは、もちろん更正をするのが面倒なので、修正申告で終わらせて欲しい、という本音からくるものです。
一方で、この発言は法的にいくつもの問題があります。この点を整理して解説しましょう。
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