要件を充たせば、株式譲渡損益の繰延や繰越欠損金の引継ぎなどのメリットを受けられることもあり、現実に行われている合併の大半は適格合併です。

しかし、税制適格要件は判断基準が複雑で、判断が難しいことから悪意がなくとも「税逃れ」とみなされ、追徴課税となる可能性があります。

重要なのは、適格合併として扱われるためには、法人税法で定められた「税制適格要件」を正しく理解し判断することです。

ここ１０年の間にも、吸収合併に伴う税務処理税制適格要件の判定を間違えてしまい、税理士に対して損害賠償が求められた事案があります。

組織再編税制は細かく複雑な規定が多く、わずかな手順の違いで税務上の取扱いが大きく異なることがあり、時として組織再編のスキームを左右するのです。

本ＤＶＤは、組織再編や合併に触れたことがないビギナー向けに組織再編税制のスタートとなる、税制適格要件の実務について基礎から解説したものです。

複雑な税制適格要件を正しく判断するには、何よりも全体像をつかむことが大切です。

解説いただくのは、２０年以上組織再編の実務に関わり、組織再編における会計・税務に係るコンサルティング業務のスペシャリストである 佐藤 信祐 公認会計士・税理士。

組織再編に関する書籍や講演実績を重ねてきた佐藤講師に、税制適格要件の実務を【あえて初心者向けに】

• check_box税制適格要件の全体像と勉強のコツ
• check_box組織再編後の想定外の課税を防ぐためのポイント
• check_boxだれもが実務で陥りやすい失敗例

などをわかりやすく例を使って、苦手意識を持っている方でも効率よく理解できるよう、丁寧に解説いただきました。

判断基準が複雑で難解といわれているからこそ、基礎をしっかり掴んでおくことが失敗やミスを未然に防ぐ最善策です。

ぜひご購入下さい。