税務実務

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自己株式又は出資取得とみなし配当

自己株式又は出資取得とみなし配当について教えてください。 自己株式又は出資取得(所法25①五、法法24①五)については、下記の取扱いが原則です。 【解説】  実務上、頻繁に生じます。常に考慮対象となります。会社法は自己株式取得を純資産のマイナスとして処理することを要請しています。自己株式の取得は、実質的に資本の部の払戻しと同様の経済的効果となります。  租税法は、取得価額のうち1株当たりの資本金等 […]

孫等に対する生前贈与の失敗例

 相続税対策の中で最も簡単で、最も有効な方法は生前贈与ではないでしょうか。しかし、生前贈与で問題となるのは、「相続又は遺贈により財産を取得した者が、その相続の開始前3年以内にその被相続人から贈与により取得した財産がある場合は、贈与により取得した財産が相続税の課税価格に加算される」という規定があることです。このため、相続対策の対象者が高齢な場合等は、この3年以内の規定に該当する可能性があり、贈与する […]

資本の払戻し、残余財産の分配とみなし配当

資本の払戻し、残余財産の分配とみなし配当について教えてください。 資本の払戻し(所法25①四、法法24①四)、解散による残余財産の分配(所法25①四、法法24①四)については、下記の取扱いが原則です。 【解説】  両者とも中小零細企業実務においては、極めて頻繁に生じるため、常に考慮対象となります。  資本の払戻し又は解散による残余財産の分配により、株主等に対して金銭を払い戻した場合、当該払戻金銭等 […]

相続人がいない場合の相続税等の課税関係

 生涯未婚である方も増えており、また、子供の出生数も減少しています。このため、相続人が全く存在しないという相続が今後増えていくと推測できます。一般的には相続税がかかるような者であれば、遺言を作成しますが、遺言を作成前に亡くなるケースもありえます。このような場合、相続税の申告はどうなるのでしょうか。  相続人がいることが明らかでない場合は、被相続人の遺産は「相続財産法人」となります。相続財産法人とは […]

所得税基本通達59-6の改正

【質問】  令和2年8月28日に所得税基本通達59-6が改正されたと聞きました。本通達の改正は、令和2年3月24日付最高裁判所判決を受け、同通達の明確化を図るためのものであると理解しています。  そのため、改正前の内容と変わらないという理解でよろしいでしょうか。 【回答】  同通達の内容だけを見ると、改正前の内容と変わらないように思われます。しかしながら、パブリックコメントに対する国税庁の回答によ […]

セーフティ共済の契約者が死亡した場合の相続税課税

 独立行政法人中小企業基盤整備機構の中小企業倒産防止共済(以下、「セーフティ共済」といいます)については、所得金額の多い法人の多くが加入しています。 また、法人ほどではないにしても、所得金額の多い個人も加入している場合もあります。プロのスポーツ選手など、所得額が大きく、年度による所得変動が大きい人、特に今現在の所得は高いが、今後所得の減少が見込まれる場合などは加入のメリットが高く、加入している場合 […]

株式分配とみなし配当

株式分配とみなし配当について教えてください。 株式分配(適格株式分配を除く、所法25①三、法法24①三)については、下記の取扱いが原則です。 【解説】  株式分配とは、現物分配のうち完全子法人の発行済株式の全部を移転するものです。いわゆるスピンオフ税制といわれます。  現物分配法人とその株主との間で完全支配関係がある場合、これを適格株式分配といいます。  適格株式分配については、完全子法人の分配直 […]

換価遺言が行われた場合の譲渡所得の課税

 近年は家族関係の変化、相続に関する関心の高まりから遺言書の作成が増加しています。実子がおらず、兄弟姉妹との関係も希薄な場合、生前関係があった第三者に相続財産の大部分、あるいは全部を遺贈するケースも見受けられます。また、受遺者のことを考え、遺言により遺言執行者を定め、相続財産を換価し、換価した金銭を遺贈することを内容とした清算型遺言(以下「換価遺言」といいます)も散見されます。  換価遺言が行われ […]

分割型分割とみなし配当

分割型分割とみなし配当について教えてください。 分割型分割(適格分割型分割を除く、所法25①二、法法24①二)については、下記の取扱いが原則です。 解説  適格分割型分割は除かれています。これは、適格合併と同じ理由です。  適格分割型分割の場合には、分割法人の移転資産、負債の簿価純資産価額に対応する利益積立金額は分割承継法人に引き継がれるので、株主に分配されません。分割時点でみなし配当は生じません […]

第三者M&Aのメリット・デメリット

第三者M&Aのメリットとデメリットについて教えてください。 売主、買主双方に区分して説明します。 1.第三者M&Aのメリット ・売主株主について 創業者利潤の獲得です。創業者利潤の獲得方法は様々な手法があります。それらの特徴です。 …廃業、清算し、現金獲得 清算申告が必要です。残余財産相当額が分配されるものの、各諸税の課税がなされ手取額は減少します。創業者利潤獲得という目的が主であ […]

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