国際資産

“プロベート手続き” 対策④

前回第7回に引き続き、日本と異なる相続手続である米国等プロベートを、事前に回避できる具体的な方法を記載していきたいと思います。  ★今回は生前信託(リビングトラスト)で回避する方法です。  日本の財産の承継方法は主に遺言書(will)によりますが、近年では民事信託もひろがりつつあります。  米国では長年Willの他に、生前信託(living trust)を作成し、遺族等に財産を残すという方法があり […]

“プロベート手続き” 対策③

前回第6回に引き続き、日本と異なる相続手続である米国等プロベートを、事前に回避できる具体的な方法を記載していきたいと思います。 米国においては、少額な遺産についてはプロベート手続きをしないこともできるほか、場合によっては簡易なプロベート手続きで終わらせることもできます。 1.プロベートを回避できる少額資産                                          面倒なプロ […]

“プロベート手続き” 対策②

先週第5回に引き続き、日本と異なる相続手続である米国等プロベートを、事前に回避できる具体的な方法を記載していきたいと思います。 1.受取人を指定しておく  次のような資産は、生前に受取人を指定することで、プロベートを回避することができます。  ① 銀行口座 *POD(Payable-on-Death accounts)  預金口座を開設する時に、受取人を指定しておきます。とても簡単な上、費用もかか […]

“プロベート手続き” 対策①

 第4回で、日本と異なる相続手続である米国等プロベートにつき、記載しました。プロベートがあると、簡単に遺産分割ができず、半年から長い場合は数年かかることもあります。  日本にはないプロベート制度について、今回は実務的な全体像を、そして次回から数回にわたって、事前に回避できる方法とその具体的なものを記載したいと思います。 1.プロベートの回避策  プロベートの回避策としては、主に次のような方法が挙げ […]

遺産分割前の “プロベート手続き” とは?

1. 遺産分割の方法は、国ごとに考え方が異なってきます  遺産分割の方法は国ごとに考え方が異なっており、法律的にはとの2種類にわけることができます。  日本はを採用しています。一方米国などのようにを採用している国では、プロベートという手続きを踏むことになります。  日本では、相続が開始されると私人間で遺産を配分し移転手続きが(包括承継主義)できます。しかし、先に、裁判所において被相続人の財産である […]

世界の資産税アラカルト

 それぞれの国は、文化、経済・社会情勢、政策、とりまく環境、歴史などを背景にして税金の制度を決めていますが、日本の相続税を「遺産税」と呼ぶ国もあります。また相続税・贈与税のない国や、他の税で補完している国もあります。    1.相続税・贈与税のない国  日本の相続税の最高税率は55%ですが、各国ではさまざまな理由から相続税・贈与税の制度をもたない国もあります。ニュージーランドの相続税はすでに廃止さ […]

海を越える相続・贈与は身近なできごとになってきている

 日本は、全体が海に取り囲まれたオーシャンビューですが、毎年、海を越えての国際相続が増加しています。背景として、近年、海を越えて国外に在留する日本人数は、外務省のデータからはすでに140万人を越え、統計を開始した昭和43年以降増加の一途です。移住の理由は、「企業の海外進出による理由」が最多ですが、そのほかには、「退職後に生活を海外に移す」・「留学」・「財産を海外で増やすため」など、海外移住を選択す […]

世界では遺産を相続する法的根拠が異なります

 国ごとに遺産相続の方法や考え方に違いがあります。その理由は、国ごとに「国際私法」が異なるためです。具体的には、国ごとに“人の国籍” もしくは ”財産の種類” のどちらを重視するかにより採用する法律が異なってきます。 海をこえる相続で問題になること  人が死亡すると、相続人に財産が引き継がれますが、その際に、妻、子、両親、兄弟等での「相続人の範囲」や、それぞれどのように分けるかという「相続分」や、 […]